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管理費・修繕積立金はどれくらい上がる?国のガイドラインの目安と20年間の負担を試算

公開日:2026年10月21日 運営:合同会社GILOS

マンションを買うと、住宅ローンのほかに毎月「管理費」と「修繕積立金」を払います。購入時の金額だけを見て資金計画を立てると、後から値上がりして家計が苦しくなることがあります。 特に修繕積立金は、新築時に低く設定され、年数とともに段階的に上がっていく計画になっていることが少なくありません。 この記事では、国土交通省のガイドラインの目安と、値上がりした場合の負担を試算します。

管理費と修繕積立金の違い

修繕積立金の目安(国のガイドライン)

国土交通省の「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」(令和6年6月改定)では、 実際の長期修繕計画の事例をもとに、計画期間全体でならした修繕積立金の目安を専有面積1㎡あたりの月額で示しています。70㎡の部屋に当てはめると次のとおりです。

修繕積立金の目安(機械式駐車場分を除く)と70㎡の場合の月額
建物の規模1㎡あたり(事例の3分の2が入る幅)平均70㎡の月額(平均)
20階未満・延床5,000㎡未満235〜430円335円23,450円(16,450円〜30,100円)
20階未満・5,000㎡以上10,000㎡未満170〜320円252円17,640円(11,900円〜22,400円)
20階未満・10,000㎡以上20,000㎡未満200〜330円271円18,970円(14,000円〜23,100円)
20階未満・20,000㎡以上190〜325円255円17,850円(13,300円〜22,750円)
20階以上240〜410円338円23,660円(16,800円〜28,700円)

この目安は「計画期間全体の平均」です。新築時の修繕積立金が目安を大きく下回っている場合、将来の値上がりを前提にしている可能性があります。 機械式駐車場がある場合は、さらに上乗せが必要とされています。

「段階増額」と「均等積立」

修繕積立金の積み立て方には、主に2つの方式があります。

ガイドラインでは、将来の値上げの合意ができず積立金が不足する例もあることから、均等積立方式が望ましいとしています。 段階増額積立方式の場合も、最初の金額は均等積立にした場合の0.6倍以上、最後の金額は1.1倍以内にするという引き上げの考え方が示されています。

値上がりすると20年でいくら変わるか

修繕積立金が月1.5万円のまま変わらない場合と、1万円から5年ごとに5,000円ずつ上がる場合を比べました(説明用の仮の金額です)。

修繕積立金の月額と20年間の合計
期間一定の場合段階的に上がる場合
1〜5年目15,000円10,000円
6〜10年目15,000円15,000円
11〜15年目15,000円20,000円
16〜20年目15,000円25,000円
20年間の合計360万円420万円

最初の5年間は段階的に上がる方が月5,000円安いものの、16年目以降は月1万円高くなり、20年間の合計では60万円多くなります。 購入時の月額だけで比べると、修繕積立金が安いマンションの方が得に見えますが、長く住むほど逆転することがあります。

管理費も、人件費や電気代の上昇によって値上げされることがあります。仮に月1.5万円の管理費が毎年2%ずつ上がると、20年目には月21,852円になり、20年間で約77.4万円負担が増えます。

ポイント:当サイトのシミュレーターでは管理費・修繕積立金を一定として計算しています。5,000万円の物件に20年住む例では毎月の住居費は179,893円ですが、 上の2つの値上がりが重なると、20年間でさらに約137.4万円かかる計算になります。長く住む予定なら、値上がり分を見込んだ金額で試算しておくと安心です。

購入前に確認したいこと

住居費全体で無理がないかは年収からいくらまで借りられる?、 固定資産税についてはマンションの固定資産税はいくら?で解説しています。

自分の条件で確かめるには

詳細試算では管理費と修繕積立金を書き換えられます。今の金額に加えて、長期修繕計画にある将来の金額でも試算し、住居費と賃貸との比較がどう変わるかを確かめてみてください。

管理費・修繕積立金を変えて試算する →

記事中の数値は当サイトのシミュレーターと同じ計算式で算出した概算です。税金・保険料・個別の契約条件は含まれません。 計算式の詳細は計算根拠と比較例をご覧ください。

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