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元利均等と元本均等の違い|5,000万円の住宅ローンで月額・利息・残債を比較

公開日:2026年10月21日 運営:合同会社GILOS

住宅ローンを申し込むとき、金利や期間と並んで選ぶのが「返済方法」です。多くの金融機関では元利均等返済と元本均等返済の2種類から選べます。 どちらを選んでも借りるお金と金利は同じですが、毎月の支払い方が違うため、最初の負担、支払う利息の合計、途中で売るときに残っている借金が変わります。 この記事では、5,000万円を35年・金利1%(全期間固定)で借りる例を使い、2つの方法を数字で比べます。

2つの返済方法のしくみ

元利均等返済:毎月の支払額が一定

元金(借りたお金そのもの)と利息を合わせた支払額が、毎月同じになるように計算する方法です。 利息は「その月の残高 × 月利」で決まるため、残高が多い最初のうちは支払額の多くが利息に回り、元金はゆっくり減ります。 年数がたつほど利息の割合が下がり、元金の割合が上がっていきます。

元本均等返済:毎月返す元金が一定

借入額を返済回数で割った金額を毎月の元金として返し、そこにその月の利息を上乗せする方法です。 元金が一定のペースで減るので利息も毎月少しずつ減り、支払額は最初が最も多く、最後に向かって下がっていきます。

月々の支払額を比べる

5,000万円・35年(420回)・金利1%で計算すると、次のようになります。

5,000万円・35年・金利1%(全期間固定・ボーナス返済なし)
元利均等元本均等
1回目の支払額141,143円160,714円
最終回の支払額141,143円119,147円
1回目のうち利息41,667円41,667円
35年間の利息合計9,279,997円8,770,833円

元本均等は最初の月が160,714円で、元利均等より約2万円多くなります。 その代わり、35年間に払う利息の合計は約50.9万円少なくなります。 1回目の利息はどちらも41,667円で同じです。元金の減り方が違うため、2回目以降の利息に差がつきます。

ポイント:利息の差は「元金を早く減らしたかどうか」で生まれます。元利均等でも、繰上げ返済で元金を早めに減らせば利息は減ります。

10年住んで売る場合の差

家を一生住み続けるとは限りません。転勤や家族の変化で途中で売る場合、大事になるのは「売るときに借金がいくら残っているか」です。 同じ条件で10年住んで売る場合を、当サイトのシミュレーターと同じ計算式で比べました(管理費・修繕積立金は各月1.5万円、売却価格は購入時と同じ5,000万円と仮定)。

10年後に売却する場合(価格変動0%)
元利均等元本均等
ローン返済の平均月額141,143円154,812円
10年間に返した元金12,548,908円14,285,714円
10年後の残債37,451,092円35,714,286円
売却時の手取り10,548,908円12,285,714円
10年間の実質支出14,513,002円14,416,476円

元本均等の方が10年後の残債は約173.7万円少なく、そのぶん売ったときの手取りが増えます。 実質支出(諸費用+住居費−売却時の手取り)で比べると差は約9.7万円です。 毎月多く払った分の大半は「元金を早く返した」だけなので、売却時の手取りとして戻ってきます。差として残るのは、主に節約できた利息の分です。

どちらを選ぶかの考え方

元利均等が向いている人

元本均等が向いている人

注意したいのは、元本均等は最初の支払額が高いぶん、審査で求められる収入の基準が厳しくなることがある点です。 また、取り扱う返済方法は金融機関や商品によって異なり、元本均等を選べない場合もあります。申し込み前に確認してください。

金利が高いほど差は広がる

今回の例は金利1%でした。金利が高くなるほど、残高が多い時期に払う利息が増えるため、2つの方法の利息の差も大きくなります。 金利が上がった場合の月額の変化は金利が1%上がったら月々いくら増える?で詳しく比べています。

自分の条件で確かめるには

詳細試算では、返済方法を切り替えるだけで月額・残債・売却時の手取りがすぐに変わります。 借入額・金利・住む年数を自分の条件に変えて、2つの方法の差がどれくらいになるかを確かめてみてください。 なお、試算には団体信用生命保険料、保証料、ボーナス返済による残債の減少などは含まれません。正確な金額は金融機関の返済予定表で確認してください。

返済方法を切り替えて試算する →

記事中の数値は当サイトのシミュレーターと同じ計算式で算出した概算です。税金・保険料・個別の契約条件は含まれません。 計算式の詳細は計算根拠と比較例をご覧ください。

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